人気ブログランキング | 話題のタグを見る


2011年10月より東京から宮崎県へと移住。新燃岳の麓にある高原町で、狩猟の獲物をなめしながら細々と毛鉤を巻いて生活しています。田舎生活満喫!


by fly-tyer

カテゴリ

全体
釣り:釣り歩く日々の記憶
釣り:タイイングマテリアル
釣り:フライタイイング
釣り:フライパターン
狩猟:山野を駆回った軌跡
狩猟:装備や道具
狩猟:獣類の毛皮なめし
狩猟:鳥類の仮剥製作成
狩猟:山野の恵み
狩猟:狩猟への道
日常:身近に感じる自然の鼓動
日常:日々の食卓・食材
雑記:お知らせ
雑記:しがない思考回路
雑記:個人見解等の備考

しがないつぶやき

最新の記事

ブログのお引越し
at 2013-09-11 14:06
【グレイヘロン ヘン バック..
at 2013-08-01 15:27
【ブルーダンの魔力】
at 2013-07-30 23:11
【夏のライズ攻略パターン1】
at 2013-07-23 07:35
【NHK宮崎 ニュースWAV..
at 2013-04-06 09:56

以前の記事

2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
more...

フォロー中のブログ

tidepool
WEB SAKAGAWA...
(続)我流・天声・を・書く
毛鉤で川鱸
Fly Shop Loo...
そらのいろ

フライフィッシング関連

BLOGSIZE Ⅱ
康友丸釣り日記
なちゅどれ
Fly Fishing Enthusiast
娘と管釣り
まるぞ~んR+
西鹿庵(さいろくあん)
Asari Mayumi
雨後論
Lure&FlyFisher seikoh
~風結び~
じいの自然派的つれづれ日記
☆スターの少年
MEDAKA親爺のサイト




プロショップサンスイ
フライショップなごみ





 リンクフリーですのでどしどしにリンクしてやってください。相互リンクご希望の方はコメントかメール下さればこちらよりリンクを貼らせていただきます。


国産自家製マテリアル

H.M Favorite Flies


完成フライ専門店

Fly-Crafting Graham



 タイイングやフライパターンの紹介などのリクエストがございましたらこちらまでメールください。

 カスタムオーダーなど製作依頼のご用命もお気軽にどうぞ。完成フライに関するお問い合わせはこちらまで

検索

その他のジャンル

ブログジャンル

画像一覧

日本人の底力

 早いもので震災から2ヶ月、まだまだ十分とはいえない支援や復旧作業。それでも空港や港が再開したり、道路が開通したり。日本人の持つ底力というものは本当に素晴らしいって思いました。

 ここ数年、不景気でフライが売れないなんて同業者のぼやきを耳にしたことも。この不景気って言葉、どうも言い訳にしか聞こえないんですよね・・・・。「安くしないと売れない」なんていいますけど、それって質と値段が吊り合っていないからでしょって思います。





 フライっていうのは魚との接点になるワケですよ。ですから魂のこもっておらぬ毛の塊であってはならぬのです!というのが持論。だから安けりゃ売れる、安く仕入れりゃ利率がでかい、そういった安価な考えではいずれ失敗されます。ハイ、断言しちゃいましょう。フライが売れないのは不景気だから値段のせいだ、なんて考えの多いこの業界、いい加減、気づきましょうよー。値段と品質が吊り合ってこそ、お客さんは納得してフライを買ってくれるってことに。

 ことに日本国内におけるプロタイヤー(自称含む)のレベルは果てしなく低いと思います。フライを自作する傾向が高いお国柄ゆえ、フライの出荷量が低いってのも要因ではあるとは思いますが。海外の個人プロタイヤーのレベルは恐ろしく高い。フライは買ってくるという志向が強いですから、質が悪いと見向きもされません。ここが日本と違うところですよね。

 自分は仕事が終わると必ず基本パターンを巻くようにしています。ハックリングやウィングの取り付け、当たり前にやっている作業でも、見直すことって大事なこと。人間であって精密機械じゃありませんから、気がつかないうちに少しづづバランスが変化していくことが考えられるためです。これは海外のタイヤーは当たり前のように行っている作業ゆえ、ノウハウを色々と学びました。

 もっとねフライの品質にこだわってみません?オークションで投売りされてるタイヤーの方、自分で巻かれたフライの写真を見て定価で買いたいって思われますか?売れないからオークションで叩き売り、そんな安物タイヤーで収まられて嬉しいですか?

 なんでも安価が求められるこの時代。値段を下げるだけが安価提供じゃございませぬ。多少、周りよりも値段が高くとも、お客さんが納得するレベル以上の質のフライをまいて、この質なら安いよ!と感じさせてこそ、安価提供と言えるんじゃぁございませぬかね?【安いのは好き、でも安っぽいのは嫌い】どこかで聞いた言葉ですが、まさにこの通りで。

 フライに限らずマテリアルなんかもそうです。もっと質にこだわりましょうぞ。パッケージもしっかりやりましょうぞ。安っぽい業界に成り下がらない為にも、いい加減、前を向いて歩きましょうぞ。今ならまだ、間に合うと思います。
by fly-tyer | 2011-05-11 04:49 | 雑記:しがない思考回路